『スピノザ協会年報』投稿要項

附・『スピノザ協会年報』スタイルマニュアル




『スピノザ協会年報』投稿要項(1998.4.25総会で制定/2001.3.31総会で改訂)

1 掲載原稿の種類

(a) 総会およびスピノザ研究会での報告者による報告内容に関する論文
(b) 投稿論文
(c) 書評
(d) 翻訳・資料紹介
(e) エッセイ・その他
2 執筆者の資格
2.1 原稿の種類 (a) は総会および研究会の報告者。必要と認められた場合、その報告に関係する者 (司会者や質問者等) の寄稿も受け付ける。

2.2 原稿の種類 (b), (c), (d), (e) の投稿は、原則としてスピノザ協会会員にかぎる。ただし編集委員会が協会の活動に有益と認め、掲載に適当と認めた場合には、非会員にも執筆を依頼できる。
3 審査
3.1 投稿された論文等については、編集委員会または編集委員会の委嘱するレフェリーが審査を担当する。編集委員はスピノザ協会運営委員が兼務する。
3.2 投稿された論文等について、編集委員会は加筆や短縮、この要項の1項に定める掲載原稿の種類を変更することなどを求める場合がある。
4 原稿の内容
 協会の活動に寄与するもの。特に論文については、スピノザの哲学・思想の研究に寄与するもの。
5 原稿の分量
5.1 原稿の種類 (a), (b) に関しては、16,000字 (400字詰原稿用紙40枚) 以内。

5.2 原稿の種類 (c) に関しては、4,000字 (400字詰原稿用紙10枚) 以内。

5.3 原稿の種類 (d), (e) に関しては、とくに制限をもうけないが、編集委員会の判断により短縮をお願いする場合がある。

5.4 編集委員会がこの要項の3.2に定める書き直しなどを求める場合、編集委員会は5.1および5.2の制限をこえる分量を認めることができる。
6 原稿の形式
6.1 原資料などを除き、原則としてワープロ入力による原稿とする。データの様式などについては「スタイルマニュアル」を参照のこと。「スタイルマニュアル」は編集委員会が必要に応じて見直し、随時改正できる。

6.2 データ入力がどうしても不可能な場合、手書き原稿も受け付ける。ただし入力作業に時間を要するので、投稿締切の2週間前に提出のこと。また入力経費が嵩む場合、編集委員会で検討のうえ、執筆者に負担をお願いする可能性がある。

6.3 原稿の種類 (a) と (b) には、英文要約 (400語以内) を添付すること。また、すべての原稿に英文題名を並記すること。

6.4 原稿およびフロッピーディスクは返却しない。
7 著作権
 原稿の著作権は執筆者本人に属する。ただし本人が同一原稿を (自分の論文集などに) 別途使用する場合、当協会にその旨通知しなければならない。また、執筆者以外の者が、年報に掲載された原稿を (他の雑誌などに) 別途使用する場合には、執筆者本人ならびに当協会の許諾を得なければならない。

『スピノザ協会年報』スタイルマニュアル

1. 論文全体の構成

(a) 表題
(b) 著者名
(c) 本文
(d) 後注
(e) 参考文献 
(f) 英文表題
(g) 英文要約 (400語以内)

2. 書式

2.1 横書きとし、引用文をのぞき和文中でも数字は原則として半角アラビア数字とする。または欧文字母・丸括弧・ローマ数字等には、和文中でも半角を用いる。和文の句読点は「、」「。」を用いる。読み仮名は印刷上は行間にルビをふるが、原稿上は各語の後に括弧書きとする。強調の意味では傍点を使用せず、下線を使用する。省略の意味ではリーダー「…」「‥」を用いず、日本語中と欧文中とを問わず半角でピリオド+スペース+ピリオド+スペース+ピリオド「 . . . 」とする。頁や注番号などアラビア数字がつづく略号「p.」「n.」「ch.」「l.」「vol.」「no.」などではピリオドと数字のあいだにスペースを入れない。
2.2  羅・英・仏・独・蘭以外の外国語、複雑な論理式、図版などを用いる場合は事前に事務局に問い合わせること。ギリシャ字母・アラム字母などの非ローマ字母を多く用いる場合、Macintosh ファイルがのぞましい。非ローマ字母のキー対応には制約があるので、事前に事務局に確認すること。

3 注

 脚注でなく後注とする。注番号は本文、後注いずれの中でも、「1, 2, . . . 99」とし 前後とも括弧を付けない。本文中の注番号は、句読点や鍵括弧の前 (左側) に示す。後注のなかの注番号は、1., 2., . . . 99. と後にピリオドを付け、ピリオドのあとにタブを付けて注本体を書き出す。引用箇所をしめすだけの注も、文末には「。」ないし「.」をつける。

4. 参考文献

 注のなかに詳述せず独立させる場合、注のあとに「参考文献」の項目をつくってまとめて記す。各項目の末尾には注が邦文であるか欧文であるかを問わずピリオド「.」をつける。本文や注のなかで参考文献を指すときには、たとえば下の例Iの 2) を参照する場合、 (工藤1980、46頁) のように記すことができる。
 雑誌論文のばあい:
著者名「表題」、『掲載雑誌名』巻号数、西暦出版年月、掲載頁.
 単行本のばあい:
編著者名『書名』、発行所、西暦出版年.
 翻訳書のばあい:
著者名 (訳者名) 『書名』、発行所、西暦出版年.

  (例I) 参考文献

  1. 河井徳治「スピノザの〈比の保存思想〉とその諸相」、『現代思想・臨時増刊〈総特集・スピノザ〉』 vol.24-14、1996年11月、160-167頁.
  2. 工藤喜作『スピノザ・人と思想』、清水書院、1980年.
  3. スチュアート・ハンプシャー (中尾隆司訳) 『スピノザ』、行路社、1979年.

5. 欧文書誌情報の表記

5.1 投稿論文じたいの英文表題:各単語の頭文字を大文字で、2文字目からは小文字で表記。ただし、冠詞・接続詞・前置詞は、頭文字も小文字で表記する。
5.2 欧文著者名:姓・カンマ・名など・コロンの順に表記する。姓は印刷上スモールキャップス(全部大文字)となるが、提出する原稿とプリントアウト上では2文字目以下は小文字とする。名も略さず記す。

  (例II) Bibliography

  Saito, Hiroshi: "Spinoza's Philosophy and the Enlightenment," Spinoza Kyokai Bulletin No.23, 1997.
5.3 書名や雑誌名は原則としてイタリックとする。 (プリントアウトしたものに、赤で下線を引き、イタリックと指示する)。雑誌・論集などの個別の記事名には二重引用符を付す。
5.4 頻出する書誌情報を特殊な略号で示す場合は、後注の冒頭に凡例を示す。スピノザの著作にかんしてはStudia Spinozana の citation conventions を参照することを推奨する。

6. データの様式

6.1 データは、電子メールの添付文書、または2DD形式のフロッピーディスクで協会事務局書記あてに提出する。文書ファイルはRTF形式が望ましい。RTF形式に変換が不可能な場合、MS-DOS かMac のテクストファイルでも受け付ける。電子メールの本文またはフロッピーディスクのラベル上に、それぞれ、「RTF」、「DOS」、「Mac」と明記する。テクストファイルに変換する場合には強制改行を選択しない。RTF形式に変換できないばあい、テクストファイルのほか、使用するソフトウエアの文書形式のままのファイルをあわせて提出する。そのさい使用したワープロソフト名 (バージョン、OS明記)またはワープロ機種名をかならず明記すること。
6.2 機種やソフトにより文末注の機能を用いた文書では、テクストファイル化の過程で注自体や本文中の注番号が消えてしまう場合があるので、送付前に確認する。消えている場合、注のみ別のテクストファイルを作り、メールに添付またはフロッピーディスクに収容する。
6.3 提出するデータの内容をプリントアウトし、3部提出する。A4横書きでおおむね40字×30行とする。
6.4 テクストファイル化の過程で失われる恐れのある属性情報については、プリントアウトに赤字で注記すること。とくにRTF形式に変換できなかった場合は、もれなく注記する。本文中の注番号を示す肩字 (上付)・イタリック・下線などの文字修飾や、引用文などのインデンテーション (左マージンを拡大し、段組みを一段さげたスタイル) はテクストデータ上では失われる。
6.5 かな漢字変換機能によって呼び出す記号 (丸数字・全角ローマ数字・全角ギリシャ文字等) は、機種やソフトにより錯誤が生じるので使用しない。ウムラウト、アクサン、非ローマ字母など、その他データ変換上の事故が予想される箇所は、プリントアウトのなかに赤字で指示する。


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